星を見る人

 

ここ数年、新しい惑星がぽんぽん見つかってる。
今までは宇宙に惑星のある星など少なかったと思われていたのだが、
実際には惑星を見つけられるほど人類の技術が進んでなかった、
とまあこういうことらしい。

じゃさ、何で今は見つけられるものが前は見つかんなかったの?
とこういう疑問って出てくるわけだ。

大きな望遠鏡が出来たりしたからだろうか?
宇宙望遠鏡、ハッブルができたからだろうか?
もちろんそれらも正しいわけなんだけどさ、でもそれはあくまで
一部分に過ぎない。

今までは見つからなかったものを見つけられるようになったのは
画像解析技術の貢献がけっこうでかい。
つまりコンピュータやソフトウェアの進歩のおかげなのだ。

そのことは顕微鏡などミクロのものを見る技術についてもいえる。
位相差顕微鏡という物は既に1934年には開発されていたが、
近年になってその実力がより発揮されるようになった

普通の顕微鏡と位相差顕微鏡の違いは光の波長の使い方の違いにある。
普通の顕微鏡は単純に拡大するだけであるが、位相差顕微鏡では
光を屈折させることにより明暗をつけることで同じ倍率であっても
より有効にさまざまなものをみることができる。

そこにさらにコンピュータによる画像解析のためのさまざまな
処理が加わると、今まで見つけられなかったものが見えてくる。

ハッブル望遠鏡にしても、コンピュータなしではその性能を
発揮することは出来ない。
ハッブル自体の向きや制御にもコンピュータは使われているが、
むしろその画像自体の解析処理の方が重要である。

また、電子顕微鏡ですら見られないものをみるためにX線を
用いて物質を解析するが、その際に困った点がある。
電子顕微鏡などではまだ人間が見られる画像を作ることが
できるからいい。

X線の場合には、物質をほとんど通過してしまうのだが
その一部は通過する際に物質の性質に応じて一定の確率で
結晶中の多くの格子面とそれからの回折強度、それらの間の
角度から結晶内の各原子の配置を決めることが出来る。

その屈折したX線を感光フィルムに照射して回折画像を得る。
その得た回折画像の回折の度合いから物質の配置を知ることが
できるわけだけれども。

回折の度合いを数値に入れる式が当て
あんなもんいちいち計算してられるかっての。
というわけでまぁコンピュータによってそこらへんの計算を
肩代わりするというわけだが。

最終的に生えられた計算の結果から作図することになるが、
そうなったらもうほんとコンピュータ様様ですわ

見えないものを見るというより、わかりにくいものに意識を
集中させてその結果何かを見出すというわけである。
人間の頭の中でも似たようなことあるけどね
複数の人が一度に話しても結構聞き取れたりするわけだが、
それも似たような取捨選択を行っているわけだ。

画像解析に話を戻すが、光の強弱の輪郭などを抽出すること
などはまさにコンピュータなしでは実現するのは困難だろう。
こうして新しい惑星の発見や、地球に近づく小惑星を発見する
ことができるようになったのだ。

んがしかし、問題もある。
以前NASAで小惑星を発見したときに、地球に衝突する可能性が
あるといわれたのだが、結局それははずれとなった。

で、その原因は何かといったら、後ろの星との見分けが
つきにくかったかららしい。
なんともはや。
結局最終的には人間の頭で判断することだからミスもある罠。

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